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4-観光客は観光客らしく

4-観光客は観光客らしく

用もないのに行ってみる新世界、通天閣。
帰ったあと、この写真を見た連れが(今回は一人で行ったもんで)、
「昔は小汚かったのに観光客を当て込んで小綺麗にしたなぁ」と言った。

どこもそんなもんです。

ダサイ素顔も愛しいと言う、そんな骨絡みの「幼なじみ」を厭うて、
醜いアヒルのみっともない過去を知らない「他所の男」に流し目を
送るのが、閉塞した状況における女なりの可能性の切り開き方、
飽和して縮小再生産していく地域経済における商売のありかた。

あいどるや芸能人のように「キャラ化」して客を引く町。
あるいは「自分もそうしたいけど、特徴ないし……」ってな町が、
日本全国のいたるところに。

そうして、「イケてる土地」と「イケてない土地」ってな価値観しか
存在しなくなって、きっと、痛感するんだろう。
土地に「女」であることばかり強いているうち、「母」たる土地は
失われてしまったんだなぁ、と。

そして次は農村あたりを舞台に「母たる土地」というキャラ作りが
始まるのだろうなぁ。くわばらくわばら。

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