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2015年1月

ベイマックスをみてきた

ともかく、半径50メートルより移動するのは週に一度、さらなる距離を移動するのは月に一度、なにか楽しみのために動くのは年に一度レベルの、うごけない人になってしまった。

これではいけない、と、思い立ってから一ヶ月半以上してからようやく、映画を見ることに成功した。
映画はディズニーの「ベイマックス」。
というか、元ネタはマーベルコミックスなのだそうで、それで主な見せ場は八面六臂なアクションになっている。できれば、アクションシーンのシークエンスを、それぞれ5秒づつでも削って、ストーリーの整合性や、人物の深掘りに使ってもらえたら、私的にはもっとよかったようにも思えた。
それでも、ディズニーらしいハートウォームな雰囲気が色濃くて、勇ましいアクションだけではないあたり、小中学生の男の子なんかが見るには、とてもよいと思われる。

映画のカラーは、東洋人の主人公、理工系のギークたち、多国籍な西海岸っぽさ、単純な勧善懲悪の否定などなど、アメリカのメインカルチャーとは趣きを異にしているけど、明るいテクノロジーへの信頼や楽しいギミック、肉親の愛情や仲間との友情……、端的にいえば、「成長途上の男の子に向けられる、よき大人たちと社会からのハグ感」があって、見ていて温かな気持ちになれる。

生きていく過程で、愛する人の死をはじめとしたこの世の残酷に打ちのめされることはある。そこから立ち上がるには、心が育っていく過程で「性的・暴力的な搾取を伴わない、安全と安心が担保された、温かな抱擁」をたっぶり受けてきていることが必要だと思う。世界を信頼する力や未来を信頼する力は、ほんのささやかであっても繰り返し与えられるひとの温もりが、育ててくれるものだろう。
日本の子供向きアニメに……あるいは日本の社会に足りないのは、この「こどもへのハグ感」かもしれない。

ベイマックスが、肉親が作ったケアロボット(性や暴力を排除した家族愛)というのは、示唆的だったなぁ。「ただ無条件に抱きしめてくれる存在」は、こどもが育つ上では大切な存在だよね。いや、こどもに限らず、大人にもとても大切なことなのだし。ベイマックスが実用化したら、きっと欲しくなると思うなぁ。

しかしベイマックスの可愛らしさや「一家に一台」感に、ふと手塚の「火の鳥」のロビタを連想したのは私だけなのだろうか。日本人、ほんとにロボット好きだもんね☆

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