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2011年5月

上高地に行ってきました

上高地まで、二泊三日の窮乏旅行をしてきました。移動はお得きっぷバス、泊まりは三畳のバンガロー、米持参で行くぜ!という、中年夫婦というよりは学生レベルの旅。それでも空気や水のおいしさ、景観の美しさは、旅行者平等にたのしめます。
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うつくしい景観は右のフォトアルバムからどうぞ。面倒な人のために、いちおう一枚はっておきます。

ちなみに前日はひどい雨で、私らの到着までも曇りだったそうだけど、滞在中は心地よく晴れてくださいました。「歓迎してくれてますな」とニコニコ。ちなみに帰りも、バスが発車したとたん、雨粒が落ちてきてました。

山々の荘厳ながらも頼もしい景観、碧く美しい水の透明度、などは今さら私などが言うまでもありますまい。山登りの人々もあり、景観をたのしむ散策者あり、中国人の団体客、林間学校の中学生、欧米のバックパッカー、いろいろな人々がいました。とはいえ、イヤげな観光地感や俗物感……つまり猥雑な飲み屋や下品系な土産物屋やお花畑なペンションやハリボテな美術館やら……は全然ないのが、開発が遅かった上高地の良いところですな。

そして、ものすごい寒暖差にメゲました。昼は半袖TシャツでOKなほどに汗ばみますが、夜はフリース上下にタイツに分厚い靴下でギリギリ。連れなどは寒さで3時半に目が醒めていたという。さすがバンガローだぜ。二泊目の夜は湯たんぽを借りました。

しかーし、お風呂はとても良かった。ただの沸かし湯でも、水質自体がいいのでしょう。あらゆる意味でニュートラルですなおな「みず」という感じの水は、全身の毒を抜いてくれるのかもしれません。あんな水と空気で暮らせたら、まいにち毒抜きができるなぁ。ちなみに空気も水もよいので、食べ物もおいしく感じられます。パイプタバコだと味が下界とは完全に違ってしまうという。

標高1500メートル、冬季は全面閉鎖、という環境にあって、生き物の種類は決してそう多くはありませんが、野鳥はたくさん見れます。バードウォッチングの天国。でも不慣れな私らは、高倍率双眼鏡を持参しても、5、6種類を確認するのが関の山でした。魚はほとんどいません。岩魚なら棲んでるそうですが、天然の岩魚で人間に目視できるようなマヌケがいるはずもありません。

滞在中は、たくさんたくさんたくさん歩いて、つかれた……。まぁ、やることといったら、景観を眺めるしかないし。

あともうひとつ。夜は星がめちゃくちゃ美しかったです。
薄く雲が出ていましたが、北斗七星がピカピカに見えるほか、あれがスピカかアルクトゥルスか、星座早見盤を持っていかなかったのが悔やまれる……、もうどれがどれやらの星空でした。まぁ、寒くて寒くて、横浜の冬装備では、長時間おもてに居られなかったんだけど。

地球の歳差運動の関係で、天の北極を示す「北極星」は2000年ごとに変化する。
今の北極星、こぐま座のアルファ星が次にまた「北極星」になるのは、約26000年後だとか。
プルトニウム239は、その頃になってようやく半減しているわけで。

200万年前に隆起したという上高地の山々に囲まれ、たかだか100年の命もない身で、数百年や数万年前に発された星の光に満ちた夜空を、じーっと見上げていましたよ。

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