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そうそう (悪意てんこもり映画・「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」)

こないだ(といっても三週間ほどまえ)、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」をDVDで見た。

原作は、挑発的なタイトルと山本直樹の表紙にひかれて、私にしては珍しく書店買いをした(売ってしまったと思うけど)。なかなかよかったが、「このハナシは舞台で見るもんだろうな……しかしさぞ暑苦しい舞台だろうな」とおもっていた。
そんなもんで、こないだ映画のほうも、見た。
舞台とはまた違った、現実の風景を映せる「映像」の力を感じた。
役者さんがうまい、ハマってる。永作博美の相当ヤバい感じ、サトエリの安くて魅力的でバカ女な感じ、などなどキャスティングふくめて、実にいい。

そしてまた、ラストが原作とは違ってて、さらに一ひねりある。
なんつーか、まったく救いがない。原作だとまだ妹だけはどーにかなりそうだけど、これじゃ誰も脱け出せない。
姉の「天然」こそが妹にとって最高の「コメディエンヌ」たるゆえんなのであって、こんな「大根」の「女優志願」なんか受け容れてしまったんじゃ……。もう行き着く先は、デッドエンド・ストリート確定。
(あれは「妹(同性=おなじく女優のタマゴ)」だからわかりにくいけど、「弟(男=つまり創作者=女優を見いだすもの)」が、開き直った姉に誘惑されてたぶらかされる、と解釈すればわかりやすい。だからこそラストで姉が「美人」に描かれちゃってるあたりが、創作者としては素のイタさを晒してるわけで)
だけども、たけしの「キッズ・リターン」のラストみたいに、「最後はすがすがしい終わりかたで良かったです~」という、naiveな感想を吐く観客が続出しそうな作りなあたりがまた……。悪意てんこもり!!(褒めている)

めずらしく感銘をうけたので、見終わってから連れとふたりで二時間ほどかけて、いろいろな伏線やシーンの解読を重ねてしまった。読めば読むほど、ディープにイヤげでドロドロ。ちなみに分類は「コメディ」だったのですが、ほんとにブラックなコメディ。そこでまた苦笑してしまった。

ちなみに、妹を持たぬ身としては、姉と妹の関係を客観的にみて、「うわ~、妹ってかわいくも心底イヤげな存在だー!!」と心から思った映画でもありました。ほんとイヤげなんだねぇ。

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