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2009年5月

栴檀は双葉より芳し

みなさまはエントリを逆順に(つまり新しいものから)読んでいるのでちょっとナニだが。
ネイルだのケーキだの2次元キャラ萌えだのと書いていても、自分のアレさ加減はよくよくよくよく心得ている。逃れられっこない。


それは何ヶ月か前のこと。実家の棚で、小学生の時の作文を発掘した。
自分の書いたものを取っておく習慣のない私なので、新鮮な感動をおぼえた。
バインダ表紙には二年四組とある。いたいけな八歳のこども。なんとも微笑ましい。
だが、読書感想文のタイトルを目にしたとき、そんなことは言えなくなった。

「孤島の鬼を読んで」


ナニ読んでんだよ。

そんなもん学校に提出するなよ。

……ちなみに孤も鬼も誤字して添削されていた。
(未読の方はこちらのユーザーレビューを →孤島の鬼


もっとかなしい文章も書き写しておこう。身内のために。
「ともだちと私」と書かれた作文の末尾に、何の脈絡もなく、唐突に出てくる。


“私は、末っこで、家では、おねえさんのへやまで、おかしをもっていく。
帰りは、おぼんをもって行く。”


パシリ臭いっぱいのこの文で、作文はおわっている。

悲しき雨音(とかオールディーズ風な気分で)

ひきつづき近況。

今日は導入研修が一段落。まだしばらくはOJTになるが、まぁよしとして。
一段落ということで、今日は朝から、帰りにイタリアン・トマトのテイクアウトで、前々から食べてみたかった丸ごと1個の(だが安い)フルーツシフォンケーキを買って、連れと愉しい夕べのひとときを過ごそうと計画していた。
実は昨日も買って帰りたかったのだが、雨だったし、最終日の金曜まで待とうとガマンしたのだ。

だが、帰りに店に寄ってみると、何やら黒糖ロールケーキのフェアとか言って、シフォンケーキ販売が “今日から” 中断されていた。何といふことにやあらむ。

また、前エントリで書いた、羽生生純のマンガをもっと読みたくなり、「青(オールー)」ヤフオクで安く落としたのが今日とどいた。
内容はギャグではないが相当にアレだった。とはいえ、羽生生マンガの主人公キャラ(男女とも)の絵柄は私的に(;´Д`)'`ァ'`ァ に好きなのだが、今回はいかにロンゲキャラが自分のど真ん中ストライクかを思い知った(3Dではどうでもいいが2次元的にな)。そんなことを知ってどうするんだ中年。しかし如何にせむ、因業輪廻の道は尽きまじ。

雨だれのように散漫に

書き散らしてみる近況、その1。

私の人生のおよそ五分の四を占めている爪噛み歴。
だが気まぐれに、前に一度買ってみたバイター・ストップ(口が麻痺するほど苦いトップコート)を再び塗っていた。ここ一ヶ月ほど。すこしだけのびた。相変わらず縦より横が長いレベルだが。
爪が伸びてはじめて、川端の「片腕」の “指先でものに触れるとくすぐったい” というくだりを理解できた。そして爪が凶器だということを。自分の爪でケガしないよう注意を払う日々。

そこへもって、しばらく前に姪がハワイかどこだかの土産といってアナスイのマニキュアを不肖の叔母にもプレゼントしてくれたので、今週は塗って通勤している。つけたてはばらの香りがして心地よいのだ。

だが常にヘソ出しギャル系ルックの姪は、マニキュアのシュミまで見事にギャル系。きらきらきらきらきらのラメが入ってる。うす~く塗ってみたら淡いパール系で目立たなかったので、「まぁ、この程度なら」と思い、そして慣れてしまった(髪の脱色と同じリクツやね)。ゆえに先日はついつい二度塗りしてしまい、とんでもないことに。

ニコニコと温厚で謙虚な(キャラを演じている)オバはんだというのに、指先だけギャル系(しかも手入れ行き届かず)。今もラメ入り血豆のよーな指先でキー叩いてます。

みぐるしい手と爪なので、また見切りをつけて噛み始めるかもしれないけど、まぁ、気まぐれは私の常なもんで。とりあえず、髪をまた緑に染めたりするのは二十年後くらい先かな(生きていられれば)。

XXXでXXXXXなXXの縛鎖

そうそう。
つい最近、身内から、このやうなおしらせをもろた。
虐待致死傷罪制定及び虐待防止社会に向けての請願署名

ちと目にしてもらいたい。実名必須だけど晒しにはならないので、署名もあんしん。なに、署名なんてこわくないです。公安の監視つき集会で毎回のよーに実名住所いりサインしたって何も起こらないもんなんですよ(ホント)。

最近、個人的にはこの事件よりも髪の毛が逆立つほど不愉快だった事件もあった(大好きな諸賢のお耳にお目に触れさせるのもイヤなので紹介しない)し、前々からこのテのXXXXXXXXXな連中はXXXXしてXXXXにでもしてやりたいと思っている。
ま、はっきり言って、厳罰化したからといって、こういうXXXでXXXXXなクソXXどもが改心するとは全くおもえないが、こういうキマリが成立して広く喧伝されれば(地デジなぞよりも力強く喧伝されれば!)子供は虐待して平気の平左でも我が身だけはどっぷり可愛いXX以下のXXXXがXXってるXXXXXXXXどもも少しは大人しくなるかもしらん。自分がそう思いたいだけではあると、よーくわかってるけど。こういうXXXXXXXXXを度することができるのは人間じゃなくて神仏の領域だもんな。
……橋本治の「蝶のゆくえ」所収の「ふらんだーすのいぬ」なぞ読めば、このキモち、よくわかってもらえると思う。

それにしても、いろいろと思い、想いめぐらすと、心底やんなってしまう。

“こういうふうに扱われてそういうヒトになる” 連鎖。
なにひとつ選んだわけでもないのに、そう生かされる、人間の不条理。

♪あっちの人も失敗だ こっちの人も失敗だ しあわせ運ぶバケツリレー
(吉井さんの『TALI』の原詞。あまりキツイので♪失敗運ぶ……に変えたそーだ)

………。
♪あ~あぁ、やんなっちゃぁ~った
(最後は牧伸二で軽めに〆よう、せめて)

※今回やたらと伏せ字なのは、激情のままに書くと諸Loveな皆様に引かれてしまいそーな、発禁用語バリバリのエグエグ罵詈雑言の嵐になっちゃうからです。普段からお目汚しな文なのにそんな語彙ばっかテンコ盛りしてもねぇ。

ばて

シゴトは明日まで。夜型勤務から一日おいていきなり朝型(しかも一週間だけ)って、きついなぁ。しかも妙に体力を消耗してるんだよね。連日つづく暑さ&涼しさのコンビネーションのせいにやあらむ。
本格的な夏までまだまだ遠いのに、すでにバテバテ。へげへげしていてブログ書く元気もあまりないのだけど、そいでも書いておこう。あんまり書かずにおくとなにも書けなくなってしまうからね。ばて~。

躁じゃない、ちがう

わりとたのしみに読んでいる「たけくまメモ」、今回の企画はウケた。
『ファミ通のアレ(仮題)・京都編』を掲載開始
これで、スズキさんとこの昔エントリを読んで読んでみたという「恋の門 」(いや、これ何つーかオススメです、真剣と書いてマジと読む(←昭和センスギャグ)、映画はハズしてるけど)の羽生生純(ちなみに、はにゅにゅう じゅん と読む)が描いて、たけくまが編集しているという、ある意味貴重な(当然に世間からは偏った)マンガなんだが……。

そうか、羽生生純、エゴン・シーレの影響を受けていたか。意表を突かれたと同時に「なるほど!」となんか頷けて、一人でめちゃくちゃウケてしまった。「漫画家になるには漫画ばかり読んでちゃダメだよ」というけど、エゴン・シーレから入るひとってまず居ないよな……。

なんかマンガ・サブカル系の話題が続いてしまってるなぁ(笑)。……明日シゴトが休みになってうれしい。あぶなく12連チャン出勤なんかになってしまうところだった。そういう自己挑戦は避けたい、骨からなまけものの私。

知らんかった

手塚治虫の「MW」が映画化されるんだねぇ。
ちなみに私的には手塚作品の中で屈指に好きな作品……他が「ばるぼら」とか「奇子」とか、ロクな趣味じゃないと言われりゃそれまでだが……、おはなしとして完成度が高いと思う。まぁ、腐女子も一定の市民権を得た(?)今日だから、原作そのままドロドロディープで映画化されても不思議じゃないといえば不思議じゃないしね。
70年代手塚作品の松本清張ばりの社会派系作品なんだが(遠藤周作のキリスト教風味もある)、こういう感じの現代社会派シュミで力のある作品って、今なかなか読めないと思うわ。いや、不勉強なので、あったら教えてほしいが。
ここらを機に、アトムとレオの「白手塚」じゃない、重たくてピカレスクな一連の「黒手塚」作品も、もっと知られてほしいよね。

ちょっとだけ思ってたりなんちゃったり

……やっぱ、うーん、えーと、むぅ~。詩というかラブソングというか書きなぐりというか、そういうものをまた書いてみちゃってもいいんじゃないのかいな、とかここ数日やや思ってきてたりなんちゃったり(うわ、ヘタレ)。
別ぶろぐ立ててリハビリでもしちゃおうかとか、いま何を書いてもマトモにカタチになんかなんねーぞとか、いあ、そんなことなんかどーでもいいんだから、カケカケカケカケとか、やべーよ中年期せぇしゅん里帰りかよとか二度童なのかよイテェなおい、とか。
ま、いいんじゃない? ぼちぼちな。

至芸

キヨシローがどれだけ天才だったか、ちゃんと記録が後世に残るだろうことは嬉しい。
てか、このライブでの力量、すごいっすよ。

ジョン・レノンの名曲を、soulそのままに日本語に移し替え、「最高のカバーだなぁ……」と思わせる。
だけに留まらず。
最後の歌詞の一行で、完全に「キヨシローの歌・キヨシローの世界」にしちゃってます。乗っ取っちゃってます。
この力。これだけの芸(Art)を持つヒトは世にも稀でしょう。

愛と平和、Love&Peace、は所詮ことば。あ、まさか、この辺境ブログの読者に、そんな表層コトバごときを真に受けて人にレッテル貼りして思考停止するタワケ者はいないとは思いますが。
愛も平和も、そのど真ん中でのライブ感なしに表層コトバだけ繰り返せば単なるブサイクな教条主義ですしな。それに、そーゆー主義や思想のウンヌンよりも、感動のライブな一瞬、ど真ん中を生きている“中今”にこそヒトは身を過つのですよ(だからこそすべてのアートはヤバいブツなんですが)。

トシを重ねてはじめて、落語も歌舞伎も人形浄瑠璃も絵画もロックも能も、なべてヒトの為せる技をまとめて見渡せる眼が身についてきました。あまりに晩成すぎる私の感覚。

……ちなみに、このステージ、私、ナマで見てました。ちょっとじまん。
→幸福てんこもりライブ
会場に「ヨシイさぁぁァ~ン!!heart04」という黄色い声が飛んでた時、キヨシローがちょっと冷やかすように吉井さんを肘でこづいて、吉井さんが照れ笑いして。悪ガキみたいで、二人ともすげぇかわいかった。

「アキレスと亀」 ……これをメジャー公開してもなぁ

先日、前から見たかった映画「アキレスと亀」をDVDでみた。
なんつーか、「あーと」なるものに興味を持ったことのある人間には面白かった。どうみても篠原有司男ですありがとうございました、みたいなモデル勘ぐりも一興だし。
北野映画の常か、ヒトがぽんぽんとよく死ぬ映画だった。樋口可南子が実にいい味をだしていた。映画自体のデキはどうかというと、微妙だったけど。
しかし……これをメジャー公開してどうするんだろ?みたいな映画でもあった。なので特にオススメはしないが、ヘンなヒトに興味がある人、ヘンにしか生きられない人、身近にヘンなヒトばかりの人などは、さらっと見ておくのがよかろうかと思うのだ。

あめがふるふる(もう止んだ)

連休の後半から引き続き雨模様で、なんかぼえーっとサエナイまいにち。
いまのシゴトがおわったあとのシゴトも何とか決まり、しばらくは何とか生きていけそうなのはよかった。とはいえ当分、のんべんだらりとただただ休めないのが何とも残念。
ヒトは何かをするために生きているのだろうけども、何もしないことが私はだいすき(コラコラ)。しまりのない文章だけを、ぽんとネットの海にほぉりこんで、今宵もわずかなまったりタイムを愉しもう。

悟りを開かざるを得ないとき

………。
こんな夜中の三時だというのに。
姉の家庭でマギー・ミネンコについて伝授がなされたかどうか気にかかって眠れない。
いや、伝授するほどの内容も記憶もないんだが。

あらためて思う。
病の底でヒトは見つける、“自分は因業に過ぎるのだ”と──(笑)。

こりゃ死ななくてすみそうだわ。うん。お笑いにすぎるから……(拈華微笑)。

Why don't you stop meeeeeee !!

お茶の間の馴れ合い空気を痛撃して苦情電話500件くらった「Summer Tour」の夜ヒットVer.を見ようと思って、ようつべに行ったら、こんなバージョンを見てしまった……。

ちょww トシちゃww
原曲を知らない人にでも「違う歌だろ!!」と思わせる歌唱力は改めて聴いてもやはり壮絶。裏ノリどころか裏の裏で完全にテンポをハズしてる辺りがもう天性のリズム感。後年の「抱きしめてTonight」の頃には改善されていたが、この当時といったらもう。さらに、間に入るヒデキの熱唱も牛すじバタ煮込み並みに濃ゆい。現在の草食系若人たちが見たら、ソルマックでも買いに走らねばならないだろうよ。
そして、今見ても感動もんの 「チャボ、オトコマエ!!」 なギターソロや、「キヨシロー最強!!」 なパフォーマンスを堪能して、最初に戻ると、もう、ね。どうしていいものやら。

……いやだぁぁぁぁぁーっ、せっかくの連休が因業六道巡りになりそうで、いやだァァァァァーっ!!!!

誰かとめて (まるで躁転のごとく)

あまりにも私信的な内容ながら、身内へ。
ヒロくんエントリにちなんでお友達がmixiに投稿してくれた日記の選曲が……。

「えーい、にっちもサッチモじゃあ~!!」 と、我が家固有のギャグお約束で絶叫してしまいたくなることだよ。森雪之丞的なセンスってこの頃からはじまってるんかいな(今の若者に森雪之丞って言ってもムリめだよね)。

しかし、各家庭固有の「芸風」ってあるよね。若き友のエントリに、おかーさんがもやし買ってきてもらいたさに玄関先で「もやし~もやし~♪」 とシェケナベイベーしたとあったが、ちょっと前に読んだ「生きるコント」の、「おかん犬」を思いだしてしまった。
「おかん犬」とは。
著者が忙しい勤め人時代、彼氏もいない寂しさに「犬を飼いたいんやけど」とおかんに言うと、昔から犬を飼うことを禁じてきたおかんが、「そんなに犬が飼いたいんやったら、おかんが犬になったるわ!」と言い放ち、突然、目の前で四つんばいになって「ワン!」と言った──。
さらに。ワンワン言いながら走りまわるおかんを前に呆然としつつも、著者はムツゴロウを想起して犬となったおかんと戯れる。それでも鳴きやまぬおかんに “負けた”と思い、もう犬を飼いたいなんて言わない、と詫びを入れると、おかんは、「そやったらええわ」と、さっと立ち上がって台所へと消えたという。
ある年齢を超え、ある境地を超えた中年期の女性がいるご家庭には、よくありそうな話ではないか(違う?)

“常住不在のヨノナカ、ある程度トシをとったら今までの自分にしがみついてはいけないね”などと強敵(とも)と今日も話した。そして “書くよ、ブログでも何でも、書いていれば、生きているよろこびはあるのさ” とうそぶいた。

だが、その境地と書く内容がこんなもんだったりする。涅槃寂静の境地を求めて瀬戸内ジャクチョー5に至るようなハズしっぷり。
かくして人はピントのずれたヨブ記を生きていく。にっちもサッチモやね……。

そりゃないよ

(前からの予定だが)旧き強敵(とも)と歓談し、キヨシローの訃報にかなしい想いにひたっていた今日。
しかし、ふと思うに。
ブログで沖田浩之の「E気持ち」を取り上げてしまったのは、何かの前兆だったのだろうか。……みんな知ってるRCの名曲「キモちE」(ちなみにこちらの方が先ネタです)、「死んでしまったヒト」という言いぐさ。
だがもしそうだとすると、何というイヤげな前知魔にやあらむ。虫の知らせというのは、もう少し美しく切ないものであってほしいもんじゃないか、ねェ。

ふと脳裏をよぎる、未来への予感。
さらにトシを取った私が養老院でぽつりぽつり昔語りをしている──。

「……うん、リア工になったばっかの頃かな。文体でコンサートがあってさ、行ったんだよ。トモダチと一緒に、迷彩着て思いつく限りのアクセつけてフルメイクしてさ。周囲もバリバリ気合い入ったファッションの奴ばっかでさ──。
……いや~、すごかったよ。派手なメイクにカラフルな衣装、目を奪うアクションに全開のステージ、やさぐれ感と少年ぽさがあってね、超サイコーだったよ。絶叫しちゃったもん。
……名前?……ええと……ん~と、あ、そぅそぅ、E気持ち、だっけ、E気持ちだから、沖田浩之だよ」

──そこまでボケてしまったとしたら、いっそ一思いに楽にしてやってください>身内

(同じネタで三日も引っ張るなよ……>自分)

……安らかに (キングにリスペクト/たまにはしおらしく )

せぇしゅんのおもいでというものを、与えてくれたヒトが逝ってしまった。
キヨシロー、ありがとう。

春のうた「トランジスタ・ラジオ」や初夏を思わせる「スィートソウルミュージック」、
秋の匂いがする「多摩蘭坂」、冬のおこたが愛しい「去年の今頃」。

キヨシローの唯一無二の歌声とソウルで存在する名曲は数あれど、
四季おりおり、長いキャリアおりおりの、ファンがそれぞれ存在するけれど。
シーンごとに好きな曲が多々あって困ったもんなんだけど。

私にとってのキヨシローといえば、
夏を知らない人間にでさえ夏の永遠の熱さを叩き込んでくれる、
ド派手で、ド絶頂期で、ド荒みきってて、ド華麗なキヨシローのおもいで、
あの名曲 「Summer Tour」 。
あの曲を作ってくれて聴かせてくれてシャウトしてくれたキヨシロー、ありがとう。

あなたは安らかに眠れるけれど、あなたは死なない。
歌のなかの時間は、永遠に死なない時間だから。

耐えたんです(笑)

今日のこと。シゴトが上がり、ネット端末入力式の勤怠管理の列に並んでいたところ。
「ね~、沖田ひろゆきって知ってる~?」 「え、誰それ~?」
という会話がなされていた。思わず聞き耳を立てるわたし。
「えーとね、“イイ気分”って歌を歌ってたのよ」 「えー、いつの時代のヒト?」
二、三人が会話に加わり、話がはずんでいく。
「昔のヒトなら知ってるよぉ、ヒロくんとか言っちゃってさ」 「全然しらないよ~」 「だからいつのヒトなの?」
「昭和よ、昭和」 「昭和ねー、大ざっぱすぎるよ!!」 「じゃ、戦後戦後ww」
「昭和40年代?」 「ううん、50年代……後半だったかなぁ」
「どんな字書くのよ?」 「わかんない、ゆき、はしんにょうに似た奴だったと思う」
「ヒロはさんずいじゃなかった?」 「そうなの?全然わかんない~」
「でさぁ、“イイ気分”の“イイ”ってアルファベットで“E”なの~」 「えー、何それぇww」
「別にイケメンでも何でもないんだけどさぁ、なんかプチブームなのよ、私的にはさぁ。プチブーム」「うわ、なんで~?」
「自分でも謎よ~。それももう死んだ人だっていうのにww」 「どうしちゃったのぉ~やだぁ~ww」
「それでさぁ、その曲のサビの部分が、“ABCDイイ気分~”っていうんだって」 「何なのよ~、もぉww」
「ねぇ、XXちゃん、沖田ひろゆきって知ってる?」 「え……誰それ?」 「知るわけないじゃん、あんたより年下なんだから」 「生まれてなかったかもだよぉ~」

……すべての局面でツッコミたい、ツッコミたい、と思いつつ、昔のヒト全開になってはいけないと辛抱し続けた私。まるで回教時代スペインの隠れユダヤ教徒、戦時体制下における共産党員のように、ひたすら息をひそめていました。
『竹の子族』というキーワードが抜けているぞ、と思いつもそれを言ったら『きのこの山じゃないのぉ~?』と返されるかと思ったり、『金八先生』というドラマがあってとか説こうものなら『金曜八時で金八先生なの?』とか斜め45度上でスベるのかと思ったり、リア厨時代の友人が『ヒロくん命!』とか言ってたけどあの時代の『××クン命!』というセンスは今考えればなんだったんだろうかと思ったり。思えば遠くにきたもんだ。

……どこをどう突っ込めばいいのかわからない、ヤングな皆様は手近な昔のヒトに聞いてみてください。昔のヒトは一緒に肩を支え合って遠い眼で夜空の星でも眺めましょう。うん。

P.S. ここまで書いたところでWikipediaで沖田浩之を参照し、発売シングルのタイトルをつらつら見ていて……。
「おまえにマラリア」
ちょwwおまww あんまりに投げっぱなしスープレックス(←昭和語)なタイトルだろ!!

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