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サトクリフ 「闇の女王にささげる歌」 - まさに哀歌

……と、罵倒だけではナニなので。同じよーに母権社会が崩れゆく過程を描いてるお話では、こちらが最高にオススメ。ローズマリー・サトクリフ 「闇の女王にささげる歌」 。つーか、今までなんで書いてなかったんだか>自分。

こちらは紀元60年に女王ブーディカ率いるケルト族がローマ帝国へ叛乱を起こしたという歴史的史実の翻案話。古代ローマ支配時代だし、被支配者視点の話でもあるので、残酷な流血シーンも出てきますが、そういう一時的・肉体的な傷と血だけでなく、そうした暴虐が人の心に残す傷と血も伝わってくる、その点で希有なお話ではないかと。もともと児童文学の人だからか、文章は簡潔なんだけど。……この人、巧いと感じさせないくらい巧い。
ひとつの部族、ひとつの生き方の終焉を描いて、何とも哀切な話です。とはいえ、歴史物によくありがちな “物語先行型”ではありません。登場人物も、みな姿や声まで伝わってきそうに描かれてるので(だからこそ哀切さが増すわけだけど)、飽きずに読み進められるかと。この本の場合、Amazonのレビュー五つ星は妥当。

好きなものは褒めたい。だって好きだし(笑)。

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