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地面のうえの花々

「隣の家の少女」を読んでしまった。最近、本を読んでいなかったので時間がかかるかと思いきや、二時間足らずで読了。作者の筆力ですな。「THE GIRL NEXT DOOR」の原題がいかにも、って感じの可愛く爽やかな滑り出しから、やがて女子高生コンクリ殺人を思わせるエグイ虐待話が、1950年代末の古き佳き(そして深く暗い)アメリカを舞台に展開する長編……実話がネタだそうで。さまざまな側面でエグい話ですが、語り部(主人公)も含めた登場人物たちへの作者の冷静(not冷血)な視点こそが壮絶。
基本的に人様にオススメできない本ですが……、たまには重たい燃料を投下しないと心のキンニクが衰えるかもしれないので、筋トレ指向の時なぞどうぞ。

いっぽうで、日経BPオンラインの人気連載コラムの記事「捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと」を前日に読んでいたので、なんだかなぁ。
独身なのに、瀕死の捨て子をつい拾って育ててしまったおとーさんの田舎的善良は古き佳きアジアな感じでしみじみした。少女が書いた詩も澄んだ空気が満ちているし、少女の墓碑に捧げられた文章の結句の美しさは心を打つ。

世界というのは本当に何が何だかわからない。理解しようとすることが無理なのかもしれない。世界=自分という全能感から切り離されてヒトは大人になるわけだが、とはいえ世界と自分を完全に切り離せばエゴチズムの化け物が出現する。ときどき自分の生きている世界についてイロイロ見聞きしては、理解できずに頭を抱える。そんなことを繰り返してばかり。

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