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おおざっぱ

ヨノナカには大雑把な人間がいる。自分は間違いなく、その中の一人だと思う。
何事も ”てなもんや” で生きているので、衛生観念もなければ善悪の観念もあやふや、時には自他の区別さえあやしくなったりする。自分でも、野人というか妖怪というか、何が何だかわからない。ちなみに連れは私が洗い物をした時には、すすぎで泡を残してばかりで皿が安心して使えない、とボヤいている。
もちろん、こんなんではヨノナカではたらいてお金をもらうことが困難だ。ということで、せいうちも芸を覚えるもの、長年の艱難ののち、労働時間のあいだだけでも、大雑把を小雑把くらいに抑えることをおぼえた(大ザッパと小ザッパだったらやだな。大バッハ、小バッハみたいなノリだな……)。
それ以外では、あいかわらずというか決して進歩しないというか。テキパキして手際よくて細心でスマートなパリッとした人間などには、七度生まれ変わってもなれないだろうという諦念さえ抱いている。

だが、シゴト以外でも、おおざっぱが悩みになるときがあった。シュミの写経……でなかった、お絵かきである。
いまの段階では、個性もへったくれもなく、ただ描く、描き写すことだけを目的にしている。そして、見たとおりに描くのは実はけっこう面倒くさい。大雑把者としては、ほどほどなとこで “てなもんや” に描いてみてしまったりするのだが、そうすると一方で「いかんいかん、これでは写生したことにならんぞー」と自分が自分を叱咤する。しぶしぶと消して、また一生懸命に見て、できるだけ一生懸命に描き写すことになる。描いているうちは自分自身との葛藤というか、絶え間ない闘いであったりする。
もちろん画力が足りないので、画用紙には何か違うものがえんぴつ描きされる始末だが、それはともかく、そこで教室のおばさんなどに「細かく描くんですねー、繊細なお人柄ねぇ」などと言われると、(ち、違われ……)と眉目に苦悩の色がつい浮かんでしまう。
自分自身の大雑把との“我が闘争”は、はたからはあまり理解されていないようだ。ヨノナカを生きていくのは、誰しも多大な苦労がつきものなのだろうか。

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