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わさわさ本をよむ

今日はお絵かき教室でモデル……っても、椅子に座って本読んでるだけなので、休憩時間になっても同じカッコしてたりするよーな。通勤中に読んでた「ベルナール・アルノー、語る」を読了。あーんど、おともだちのところで紹介されていた「うたの心に生きた人々」(茨木のり子)を読了、あと「我が愛する詩人の伝記」(室生犀星)をはんぶんくらい読んだ。
アルノーは、「ブランド帝国LVMHを創った男」というサブタイトルから知れるが、ルイヴィトンモエヘネシーの総帥。その人がインタビュアーに応えるというカタチのもの。このヒト、まったく畑違いの建設業界から、クリスチャン・ディォールの買収を皮切りに高級ブランド業界に進出、新デザイナー投入など大胆な路線転換でメキメキと業績を回復させ、やがてヴィトン・ヘネシーも買収、傘下に四十以上のブランドを擁する一大ファッション帝国を築き上げたヒトです。
いっぽう、「うたの心に生きた人々」は、与謝野晶子・高村光太郎・山之口貘・金子光晴といういずれもクセ強すぎな詩人たちの伝記。さ・え・ら書房のを図書館から借りました。「我が愛する詩人の伝記」のほうは収録の数多く、北原白秋や萩原朔太郎や釈迢空や立原道造などなど。高村光太郎も載ってて、前書とはまったく別の視点でおもしろいっす。
こちらは、前書をよむと「むかしの女はエラかった……(超人じみた忍耐力ってば)」と思わせられる。後者は詩人の業績とかいうより、ひたすらそのオンナや美人の姉妹の話などばかり書いてるのが、いかにも犀星の犀星たるゆえんというか。

 最初の本は「ビジネス書」風ではある……実は私はこのテの実業家の話などが大好きだし、本の好みもフィクションよりはノンフィクションや社会批評などのほうをよく読む。ノンフィクションは常にどこかしらは面白いが、同じ程度に面白いフィクションは自分的に少ないし。
ま、国際的なブランド・コングロマリットを創りあげた総帥、というと派手さや強烈な性格というイメージが湧くが、本を読むに、ごく淡々と企業育成に励む庭師のよーなおっさんのイメージで、そのギャップも面白かった。しかし、工学部出身の合理主義と堅実さ、そして音楽や絵画をこよなく愛する心(妻は有名なピアニストだし自分も結構な腕前らしい)を併せ持つ、このブランド帝国の総帥のことばには、ちょっと感動させられた。
Q.絵画、音楽、文化遺産、創造……。これらはあなたにとってどんな意味があるのですか?
A.創造は心を魅了し、私の思考や存在に意味を与えてくれます。(……後略)


あと、今日のベストワード。「うたの心に生きた人々」で、山之口貘が危篤になって、駆けつけた晩年の友にかたったことば。
「周郷さん、ぼくはね、詩人としてきたえた魂で生きてきたんだよ。」
と、いわずにはいられないというように、そういったのは、なくなる二日前でした。

……底知れない誇りだよなぁ。
だが、詩人の第一の資質はタマシイの誇り高さであろ。
※この言葉に関して茨木のり子が加えている通り一遍な推測は間違いです(断言)。 ナンギな人生のなか、雲のようにふわついてご時世につられ流され生きる周囲のひとびと(詩人ではなく周囲こそ雲なのだ)を眺めつづけて。沖縄の強烈な陽射しのよーな、底抜けの明るさ。底抜けの絶望。
モデルやってる途中なのに、泣き出しそうになっちゃったい。

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