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ラストはまるで阿弥陀来迎

今日はA&Vフェスタから帰ってきてから、おともだちに勧められた「茶の味」という映画をみた。我執院達也と聞いてもわからなかったが、ネットで調べて若人あきらの現芸名だと知る。ジェネレーションギャップ _| ̄|○。 聞いてはいたが確かに人気ソフトで、昨日みた時は全部貸し出し中だったが今日ちょうど戻ってきていた。
見ての感想→しみじみする、いい映画だった。連れは途中すこし寝てたが。ただ、映画評論をいくつか拾い読みしてみたら自分とは全然観点違うみたいなので、ほんのすこし書いとくね。以下、ネタバレ注意。

・正統的日本映画! 小津安二郎なぞの描いてた日本人の感性、ひいては日本仏教(つまり神仏混淆した)的な世界が背景に大きく横たわっている。それこそ涅槃仏みたいに、おおらかに、ゆったりと。
この監督の他の作品は見たことはないが、きっと世界を意識して作ったフィルムなんだろう。
・「シュール」とか「ヘンさ」がチープだと批判している評論を多々みかけたが……シュールや異端を問題なく包むのが日本的感性。だからシュールな出来事やヘンな人はバンバン出てくるが、彼らが大問題を引き起こしたり非難に晒されたりはしない。※「ヘン」が非難と賞賛に同時に晒されるのは「山よ」のシーンだけど、「都会」での出来事。
さらにいえば「ヘン映画」と強調してるのは、興行向けの考慮と現代のフィルムとしての工夫かと。あれでシュールな演出なし・モノクロフィルム撮りだったら、昭和のフィルムでしょ? (言い替えればそれくらい「直球」投げてる)
・オジィがとーとつに音叉を鳴らしてるのは、単に奇をてらった「イッちゃってる」演出じゃない。誦経の時におりんを鳴らす、あれの暗喩。
・名曲「やまよ」→お経っつーか、ゴスペル。賛美歌。(山は、常世(とこよ=地上を去った者が住む幸福な世界)があると古代人が想定した場所のひとつ)。いい曲だ。CD欲しくなった。ほかの謎の名曲群も楽しくてよろし。

……ということで、見て損はなかった。ムツカシク考えずに楽しく見るほうが早い。二時間オーバーの長尺なので、お茶でも飲みつつ淡々と見てね。心なごみたい人は、ぜひ。

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コメント

2時間オーバーなら、映画館より自宅のほうがよさそうですね。

僕はもののけ姫のとき、尿意に悩まされました。
「よし、シシガミ様も首がもげたし、もう少しだろう。耐えよう」と思ってからの戦闘があんなに長引くとは・・・。
ムクムクと巨大化して抗うシシガミ様に一番敵意を抱いていたのは僕でございました。自然恐るべし。

こんにちは~。私はマトリックスの完結編ラストで、自然の呼び声と苦闘した記憶が。「ネオ、さっさとスミスをぜんぶ倒すんだ!!さっさと!!」と心で絶叫してました。雨の中の対決みてると余計冷えちゃうし。

コメント配慮いただかずとも、スズキさんとこの更新はいつもチェックしてますよん。とはいえコメントがつくと「おお更新されたな」と一足はやくわかってトクした気分なのも事実(笑)。

おっす、せいちゃん!茶の味、ちゃんと見てくれたんだね~!いいっしょ、いいっしょ~。いやあ、何がいいって、山よだよ。完璧だよ。あれを、やりたいんだな、私は。マジでメンバー募集中だよ。週末はずっと、キーボードで音とりしてるよ。全員集合に引き続き、メンバー決めが難航しそうだな。

若人あきらの、あの音叉はね、彼の自前なんだって!いっつも必ず、音をちゃんと取るために携帯してるらしいぜ。いやあ~プロだよな~。なんか、感動した。で、「あなたは~お湯~ですね~」の歌をアカペラでやる時に、いつものように1人で音取りしてたら、監督が、なにそれ?ってことで、おもろいからそのまま小道具で使おうってことになったんだってさ。やっぱ、プロって違うよな~なんかしみじみ、すげえと思った。

うちらも合唱団も、負けずにがんばろう!

おおっ、勧めた張本人からのカキコが!
いや、いいよ、あの映画。こころ和むものがあったよぅ。
三角定規の歌とかもいたく気に入った。私もサントラ探す。
音叉の秘話、感動だねぇ~。しかしあえて、和テイストのなせる
無意識のワザだと妄言したい!(笑)
なんかじーちゃんの役回りにピタッとハマってますた。

いいねぇ、合唱団。うたごえ万歳!
やがて修練を積んで、「聖夜の発表コンサート」なーんて感じで、
ヨコ文字のみごとな聖歌隊調の曲の間に、ふと名曲「山よ」が
挟まったりするようなステージ……。
私的にはとても好きなテイストなのだが……。
同意してくれる人が少なさそうで、ちょっぴり悲しい秋。

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