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美しすぎ

夜更かししたが、眼が醒めたら、まだ午前中。ベルリンの至宝展に行くことにした。寝ている連れを残して出かけたが、その甲斐があった。まぁ、あちらさんとしては大したものを寄越してきてはいないのだろうが……それでも、美しいものは美しい!!
可愛かったのは、タルクィニアのアフロディテ。つか、見ていて、ふっと 「あ、モデルは恋人かな?」 と思った。ほかの彫刻よりいきいきしてて。いきなり2400年ばかし前の感情の記録が再生される、そんな経験をした。
ほかに、たしかに天使のセオリーどおり両性具有的だが他に類を見ない、だけれどとても美しい、レンブラント描く天使とか、何がどう他の画家と違うのかわからないが、ふしぎな優しさが胸に迫るラファエロの聖母子とか、なかなかにステキだったのだが。
ボッティチェリのヴィーナス。………………(絶句の感動)。
贋作論争も起きた作品だとかネットでは読んだ。ウフィツィ美術館の「ヴィーナスの誕生」はナマで見たことないが、たしかに感じは違う気はする。つか、モデルも違うのかも? なんか貌が、もっとナマナマしい。
バックが黒なんで、まるで北方絵画みたいだ。デューラーを想ったりすて。しかしその黒が……象牙の白を、人体としてよりも音楽として描かれたプロポーションを、完璧なかたちで象嵌している。ううむ。この黒が後年の加筆修正だとしたら、それはそれで絶妙すぎと思う。
そこらの町娘か何かだろか、他愛なくて瑞々しい(だがもしかしたら画家にとって何か思い入れのある?)、まさに「海の泡」のような娘の、その貌に一瞬うかんだ「美」、つまりは存在の魔法の瞬間を完璧に捉えて、しかも完全にスタティックなかたちのなかに閉じこめてしまった。幾何的な美しさと生命の美しさとを、凄まじいバランスで支えるデフォルメ感覚。……てゆーか、神かよ!
まぁ、ヒトによって捉え方は違うでしょーが、私的には 「持って帰らせてください」 な逸品でした。
絵ハガキとか、Webとか、そーゆーレベルじゃダメなんだYO! 伝わらないYO! (色も違うしサイズもミニすぎ) と思ったので複製画とか無いか聞いてみたが、無かった。ちぇ。まぁ、飾っておけるような家ではありませんが。
ま、ほんと、寿命が三日は延びたな。なんまんだぶなんまんだぶ。

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