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カンフー・ハッスル

できたばかりの109シネマで「カンフー・ハッスル」なる映画を見てきた。『少林サッカー』の監督(ついでにいえば主演も脚本も本人)。安心して見られるバカ映画を見るのは娯楽の王道ではないか。このトシになって、寅さんや釣りバカ日誌の存在の意義を理解しはじめた。
映画はもちろん楽しかった。それとは別に気付いたこと。中国映画は暴力がエグめではなかろうか。スプラッタとかそういう安物ではない、本義としての『相手が自分に刃向かう意欲をくじく』に近いものだ。力の前に為す術のない人間の弱さや、力にへつらい掌をかえす人間の醜さや、そういう『心をくじかれる過程』の描写が巧い。
権力闘争や民族抗争いっぱいの中華圏の歴史を考えたら、そうなるのも当然だが。こういう『心の死』に収斂する暴力描写に比べたら、『肉体の死』なハリウッド的暴力描写はこどもっぽくて罪がない。死ぬほうが楽、でも死ねない、生きよう、でも潰される、そんな繰り返しが名も無き民の通底奏音だったりするのだ。

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