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白と黒

 最近、なぜかモノクロ映画を見る。この世には色があるのだし、と敬遠しがちだったが、これがなかなか。面白いものだと、見ていてそんなに気にならない。また、まがいものでもわかりにくい部分があるので、特撮やCGで制作費の大半を割かざるをえない総天然色映画よりも、ある意味ストーリーに全力投球できてるようにも見える。
 とはいえ、ここ二週間ほどで見たのは二本だけ。『赤い天使』 と 『陸軍中野学校』 。監督は増村保造。もともと濃い世界を描く人なので、総天然色よりモノクロでちょうどいいくらいかもしれない。それに、構図や光と陰のグラデーションの美しさが、パッキリと際だつ。
 また、どちらも戦時中の話なので、モノクロがまたよくハマる。カラーではなく、モノクロや茶色のほうが、日本人にとっては 『戦争らしい色』 だしね。60年の平和にふかく感謝したい。いや、実際にそこで生き死にした人たちは天然色の世界で息づいていたことも忘れちゃならないけど。
 あ、肝心の映画のほうは、どちらも面白いです。というより、この監督の描く 『若者というよりも、明日の命もしれぬ老人のように』 なりふり構わず人を愛する女性像は、一種の元形というレベルでぐぐっと惹かれてしまう。
 石井隆は極端な例としても、ただひとつの異性像を描く創造者って、胸にクる力を備えてる気もする。

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