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大映ブラボー

 先日みた、増村保造の「遊び」があまりに良かったので、同監督の「やくざ絶唱」を借りてきて見た。
 制作会社の大映は二昔前、「赤い」シリーズで有名だったが、さらに前に映画を作っていた頃は加えてバイオレンスとエロ炸裂、今でいうとVシネマ的な色合いがあった……ような気がする。昔は映像を見なかったのでよく知らないが。そのカラーにふさわしく、これも心理的兄妹相姦の葛藤を扱った作品だ。
 勝新太郎は実にいい役者だ、と思った(実は主演映画は初見)。紋切り型に閉ざされかねない作品を、野卑な生命力と分厚い存在感で力強く拓いてしまっている。この映画に関しては監督より役者の勝ち。
 生命力という意味では、大映の映画には少し前の韓国のような熱さを感じる。今の日本には縁遠い、アジアな濃さ。
 もしかしたら、時代も(そして自分も)「スチュワーデス物語」を大マジに見てしまう周期に回帰しつつあるかもしれない。オリンピックやら含めた昨今の世の中の動きに、国や人あるいは自分の来た道と積み残しとを捉えたいという漠たる願望を刺激されているのかもしれない。
 何はともあれ、増村保造の描く「生命充ちた女たち」をもっと見る予定。理屈抜きで好みの監督かも。

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 ここで思いだした。少し前、ビデオを見まくっていた理由を。
「嗤う伊右衛門」が、役者や監督に恵まれていてなお“カドカワ”だったので、ゲンナリして反動で見まくっていたのだった。トホホな記憶は豪快に忘れてしまう自分。
 撮影スタッフ喰わせるためだけって感じの様式固定(しかも淀んでダメダメな)映画を作り続けないでほしい>角川
 角川映画関連の撮影組は老害が蔓延しているのではないだろうか?
(しかも増村の遺作は角川映画だそうな。イヤげさと痛々しさが増す)

P.S. 角川は大映を吸収しているので、老害化してるのは増村監督が属してた大映から流れてきた組ということもありうる。それでもなお言う、「創ることを愛する者は、好奇心とチャレンジ精神を失ったら場を明け渡すべし。でないとそのジャンル自体が滅びるから」と。

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