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またもや発見

あっという間に退院させられてしまった。……拍子抜けしている。本も持っていったのに、ほとんど麻酔で昏倒していて読むヒマなどなかった。まぁ、たいがいのことはそんなものなのだろう。
そしてひとつ気づいたことがある。実は自分はたいして本など好きではないということだ。いや、言い替えれば他人とマメに会う趣味も好奇心も持ち合わせていない、とでもいうべきなのだろうか。
かつては活字好きだと思っていたけれど、実は周囲の他人や取り巻く現実に満足できず、別の世界に耽溺していただけかもしれない。いや、耽溺も悪いことじゃないけど、それが役に立つとか教養になるとかタワけた考えで自分を騙してすり替えるのは、ちょっとビンボくさくて哀しい。だいたい『自分が生きていく上で都合のいい回りのひと』を『ともだち』だと自分をいいくるめるような人間関係にも似たようなウソくさい関係を無生物相手に打ち立てるのは、なんだか異様ではないか。
むかしむかし小学生の頃、今江祥智氏の「わらいねこ」だったろうか、創作童話の本がクラスの図書コーナーにあって、とてつもなく好きだった。あまりに好きだったので、学年が変わってもかつての教室に忍び入ってしばしば持ち出して読んだ。さらに好きだったので、どう表現すべきかわからず、大判で丈夫な表紙のその本を、うちに持って帰って、手あかで汚れた表紙を洗ってあげて返した。ぎっちり中味を覚えているかというとまったく心もとないが、間違いなくあれは親友であって、他の何者でもなかった。
耳なし芳一でもあるまいが、総身に彫り込んでいいくらい好きな文章になら、今後とも出会いたい。(……しかしこんな発想って、まるでヤンキーだ。せめて、この胸の銀の皿に永遠に消えない文字を刻みたい、くらいにしておくべきだったか?)

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