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音楽・そして過ぎ去る

音楽、それも昔に聴いていた音楽をふとした拍子に耳にして、何ともいえない気持ちになることがある。
心が別の空間、どこにも無い空間にとばされる。
――いや、確かにあるのだ、無い空間なんかではない。在る空間だ。
そう主張したいのだが、結局、かたちにしない限りは他人に伝えようもない。
つまりは、その音楽を聴いて胸に打ち寄せた気持ちや、すっとばされた先の空間というのは、自分が死んでしまったらキレイに失われてしまうということなのだ。
個体の殻のなかの波のうねりなんぞというものは、いろいろな意味でどうでもいいものなのだし、まぁ失われるのは妥当なことだ。
――けれども、やはりそれは許し難いことのようにも思えてくる。
どうなのだろう、かたちにならなかった感情、伝えられなかった言葉、語られなかった物語、ビットバケツに捨てられたそれらすべては、めぐりめぐって、いつか何かを生み出すもとになるのだろうか。
時間への執着と放棄が、あるいは自意識への執着と放棄が、“人間”という物語の源なのかもしれない。それにしても。人間ならざるものになることに、それほどに意味はあるのだろうか?

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